かぎ針編みを始めたばかりの方にとって、
「立ち上がりの鎖編み(くさり編み)って数えるの?数えないの?」
と悩むこと、よくありますよね。
この記事では、細編み・中長編み・長編みそれぞれについて、
立ち上がりの鎖をカウントするかどうかを、わかりやすく解説します!
立ち上がりの鎖編みとは?
かぎ針編みでは、新しい段に進むときに、針を次の高さに合わせるため「鎖編み(くさりあみ)」をします。
これを立ち上がりの鎖と呼びます。
高さが違う編み方ごとに、必要な鎖の数や扱い方が変わります。
細編み(細編み)の場合
- 立ち上がり鎖の数:1目
カウントするか?:カウントしない
ポイント
細編みでは、立ち上がりの鎖は「高さを作るだけ」で、編み目数には入りません。
立ち上がりの鎖を編んだら、同じ目に細編みを編み始めます!
[立上鎖1目] → [最初の細編み1目目]


中長編み(ちゅうながあみ)の場合
- 立ち上がり鎖の数:2目
カウントするか?:編み方や好みによる
ポイント
中長編みの場合、人によってカウントする/しないが分かれる編み方です。
一般的には「カウントしない」ことが多いですが、デザインによってはカウントする場合もあります。中長編みで立ち上がりに鎖2目を編んだとき、それを「1目」として数えると、隣の編み目との間にすき間ができてしまうことがあります。このすき間を防いで、編み地をきれいにそろえるために、YUMEKOmadeでは鎖2目を1目としてカウントしない方法を使うことが多いです。つまり、立ち上がりの鎖は高さを出すだけで、最初の目に中長編みを編みます。
1. 鎖をカウントする場合
- 鎖2目を「中長編み1目分」とみなす。
鎖と隣の中長編みの間にすき間ができやすい。
2. 鎖をカウントしない場合
- 鎖は高さを作るだけ、編み目には数えない。
- すぐ最初の目に中長編みを編むので、すき間ができにくく、編み地がきれいに揃う。
[鎖カウントする] → [鎖カウントしない]


長編み(ながあみ)の場合
- 立ち上がり鎖の数:2目または3目(多くは3目)
カウントするか?:カウントする
ポイント
長編みでは、立ち上がりの鎖を「長編み1目分」として数えます。
つまり、鎖を編んだあと、次の目から長編みを編み始めるのが基本です!
ただし中長編みと同様、立ち上がりに鎖3目を編んだとき、それを「1目」として数えると、隣の編み目との間にすき間ができてしまうことがあります。一方で立ち上がりの鎖編みを2目編み、同じ目に長編みを編むと編み地が左右に膨らみやすくなります。円を編む場合などは問題ありませんが、写真のように立ち上がりの目が編み地の端に来ると膨らみが目立ちやすくなります。立ち上がりの鎖編みを長編み1目とカウントするかは、パターンによって変わるのでよくご確認ください。
[鎖カウントする] → [鎖カウントしない]


まとめ
編み方 | 立ち上がり鎖の数 | カウントする? |
---|---|---|
細編み | 1目 | カウントしない |
中長編み | 2目 | 基本カウントしない |
長編み | 2〜3目 | 基本カウントする(例外あり) |
おわりに
最初はややこしく感じるかもしれませんが、
慣れてくると自然に使い分けられるようになります。
わからないときは、編み図やパターンの説明をよく読んで、
「立ち上がり鎖をカウントするか」チェックしましょう!